007(Mさん) 三人の我が子は上手に飲めない舌小帯短縮症(医者からの意見ものせています)
 「うちの子はおっぱいだけで育てた。よく出たから他の子にもあげた。」と私の母は自慢げによく話をしていました。当然私も何も問題なく母乳育児ができるものと信じて疑わなかったのです。  30歳を過ぎ、いよいよ自分も出産を迎えることができる。もちろん母乳で育て、現代の赤ちゃん便利商品にも疑問を感じていたので、必要最小限なものですまそうと思っていました。  出産を機に看護師の仕事を退職するつもりでしたが、夫が遠距離通勤の会社から転職を希望し、育児もしたいということで、私の職場復帰を考えることとなりました。なぜか育児休業は1年もらえず4ヶ月半で、きりのいい4月復帰予定できまったのです。  「たった4ヶ月半しかない。」わたしのあせりに近い思いは出産前よりありました。が、たった4ヶ月半の育児休暇を楽しんで取り組みたいと思ってもいました。なのに、おっぱいをくわえる息子は一日中おっぱいを吸い、すぐ寝ようと眼をつむるのに、しばらくすると大声で泣き始め、何度おっぱいに吸いついても変わらず、むしろどんどんひどく泣きだします。やめたい粉ミルクはみるみる増え、私の母乳を飲ませたいという思いとミルクがどんどん増えていく現実でした。ページをめくる