す。  ところが、今回前記の大人の訴えのような小さな子の体験を聞いたのです。   驚きました。2歳児が「言葉」を通して、自分に起こったアレルギー症状を教えてくれているのです。子どものアレルギー原因食品を食べると、「けんかしたくなったぁ~」とお姉ちゃんを叩きに行くなど、情緒に問題があるような行動を示すのです。  脳アレルギーと言ってよいのかわかりませんが、2歳児が「言葉」を使って起こった現象を教えてくれているのですから、驚きました。  こんなことがあるなんて、「まさかぁ~」と思う人がほとんどでしょう。当然です。30年もアトピーっ子の支援を細部にわたり行ってきた私にも、今回のような子どもの「言葉」の発信は、はじめての体験だったのです。  「まさかぁ~」と思った人は次に「小さな子どもの言うことだから信じられるのかなぁ」と疑いを持たれたことでしょう。でも、そんな疑いを持てないほど、明確で的確な「言葉」なのです。 ひとつもどる
写真;わたち、コミュニケーションOKよ おっぱいルームの向き合う子育てで培った親子のやりとりから、今回のようなケースの「言葉」がつかめたのです。  ですから、“小さいから何も言えない” “小さいから何も分かっていない”と思わずに、子どもの症状の観察をしっかりしてほしいと思い、この体験を是が非でもこのホームページで伝えたかったのです。  2歳児の言葉ですから、もし、この子が言葉をまだ話せなければ、泣き叫ぶだけで「体験談のような思い」を親に理解されず、「育てにくい子」として親子ともイライラしているだけかもしれません。  もしかしたら、発達障害と勘違いしていたかもしれません。  発達障害の子にこのようなアレルギー症状が加わっていたら、母も子ももっとパニックを起こすことになるでしょう。簡単に薬物療法に走るかもしれません。食事に配慮するだけですむのに薬物に頼る子が増えるとしたら・・・ページをめくる