うに鼻歌を歌いながら一人遊びに没頭する姿をよく見かけるようになりました。また臆病な一面もあり、救急車のサイレンが聞こえてくると血相を抱えて私の方に避難して来る様な子供です。粘り強さはあまりなく、根気強く何かにトライするというような根性には欠けますが、人懐っこくみんなに愛されるキャラクターを持ち合わせていました。  また2歳前後から言葉も順調に発達していきました。2歳半を過ぎた最近では、自分が見聞き、体験したことや思ったこと、自分の欲求などをかなり的確な言葉で人に伝えられるようになってきました。話しをじっくり聞いていると、ただ周囲の口真似をしているばかりではなく、幼いなりに知っている言葉を駆使して、頭の中で組み立てたオリジナルの文章を話すことが出来ているなあ、と感心することもあります。  しかし、ひとたびアレルギー症状が起こると息子は自分を見失ってしまうようです。温厚な息子が豹変して、ちょっとしたことで攻撃的かつ被害的になるのです。   ●食品とアレルギー症状の具体例  年齢が上がるにつれ、何もわからず厳しい制限食を自然に実行できていた頃にはなかった問題が出てきました。当ひとつもどる
写真;ボクたちアトピーっ子。でも、何でも食べたいんだ!然ではあるのですが、皆と同じものを欲しがるようになってきたのです。  田舎に帰省した折の賑やかなおもてなしの中、孫がかわいくてサービスする祖父母が用意したものを制限しきれず症状がひどくなったりしました。  日常の中でも、いつも食を共にしている姉と同じものを激しく欲しがるようになりました。   姉の食事の方を息子の食事に揃えるよう工夫はするものの、限界があります。まだ息子には適していないだろうと思われる食品(特に果物やおやつ)も、アレルギーが出る事を承知であげざるをえない状況が増えていきました。また、随分強くなったという親の気の緩みから、与えるにふさわしくない食品を与え、失敗することもありました。そうして落ち着いてきたアトピー症状が、最近たびたび出現するようになってきました。  下記は、息子がアレルギー症状を起こした食品と、その時の状況です。ページをめくる