012(Fさん) 息子の食事療法から明確になった母親の食物アレルギー反応の『鬱症状』
 人間自分の事になると、こうもわからないものなのでしょうか。子どもの事は冷静に観察できるのに、自分の事となると途端に客観的に見ることが難しくなるのです。息子のアレルギー症状を綿密に観察しアレルゲンを発見した経過と、ひいては娘のアレルギーにも気付くことが出来た過程を、ホームページ読者の皆様の大切な子ども達を守っていただきたい…という思いを込めて体験談011を書きました。その文章を書いている段階では、まだ自分のアレルギーについて自覚していませんでした。自分の精神状態が食べ物に操られていると自覚したのは断乳後だったからです。  今まで息子や娘に見られた食物による精神症状が、正に私自身の体質の遺伝であったのだと断乳をきっかけに初めて発見できたのです。39年間つきあってきた自分の心と体の重要な関係に、私は最後に気がついたのです。今回は幸いにも自分自身のアレルギー症状について書くチャンスを与えて頂きました。内容は正直書きにくいものでした。しかしこれは貴重な機会であり、出来る限り正確にお伝えしたいと思います。  自分には食物による脳アレルギーがある。この確信にたどり着くまでに、私は同じ失敗をあきれるほど繰り返してきました。その過程を文字に残し、同じ悩みを持つ方々の助けになればと切に願っております。ページをめくる