●えっ!念願の菓子パンで「鬱症状」?   クリスマスのプレゼントを子供達に贈った数日後だったと思います。私は12月初めに断乳を迎え母乳も順調に止まりだしたのをいいことに、菓子パンを大量に食べました。「念願の菓子パン」を3個食べたその翌日、惨憺たる結果が待っていました。激しい鬱に襲われたのです。涙が一日中とまりませんでした。  子供達は無邪気に「サンタさんごっこ」をして遊んでいました。「シャンシャンシャン…♪」と言いながら寝た振りをしている弟の枕元にサンタ役の姉がプレゼントを置いていきます。そして弟は目覚めた真似をして「わぁ~!こんなんや!」とサンタさんからのプレゼントを開き喜ぶ、という遊びを二人が交代で延々としていました。なんと微笑ましい光景でしょう!   しかしその光景が私を被害的な精神状態に陥れ、悲嘆に暮れさせていたのです。理由はその遊びの中心に使われていたプレゼントが、私たち夫婦が選んだのものではなく祖父が選んだものだったからでした。たったそれだけのことで、怒りと悲しみで涙が止まらず一日中愚痴を言って子供ひとつもどる
達を攻撃しました。できるだけ自然素材を心がけて厳選しているつもりのおもちゃ達。そこに無造作に贈られてくる実家からのリアルなおもちゃの数々。子供達は当然刺激的な物に流れ、自然なおもちゃ達には見向きもしない。手作りしたおもちゃ達は埃をかぶっている。あぁ~まただ!前からそうだった。そしてこれからもきっとこうなのだ!私の日々の努力は一体何なの!とばかりに泣いていたのです。   無邪気にサンタクロースを信じきって遊んでいる子供の目の前で、私は自分の怒りと悲しみを全くコントロール出来ませんでした。泣いていた私は突然立ち上がり、怒りに任せて自分が選んできたおもちゃを手当たり次第ダンボールに詰め込み片付けてしまいました。そして今まで隠してあった祖父母からのおもちゃを並べ立て、「あんたらはこんなおもちゃがええんやろ!」「もう勝手にしなさい!」等といって叱り飛ばしました。その後もちょっとしたことを見つけては愚痴をこぼして怒ったり、以前のことを蒸し返して嫌味写真;サンタさんからのプレゼントのお洋服。かわいい?ページをめくる