はっきりとした答えがもらえず、不安になっていた私が、その時一番信じたくない言葉でした。  初めはなかなか自分の中で受け入れられませんでしたが、おっぱい先生の「子供がアトピーなのは良いことなんよ。何が悪いのかを一生懸命考えるでしょ?」 「今は、アレルギー体質の子は9割以上という医者もいるくらいだから、安易に考えない方がいいよ」という言葉にとても支えられたように思います。  ●厳格食をしました  わが子の皮膚症状の悪化をそのままにしておくわけにはいかないので、まず、おっぱいの飲ませ方の改善、そして食べ物のアレルギーなのか、またどの食べ物が原因なのか、犯人探しの為に、食生活の見直し・生活改善から始まりました。  回転食などの話を聞いて、自分の今までの認識がいかに間違っていたのかを知りました。  ケーキやチョコレート、クッキーやお菓子も控えてはいるつもりでしたが、悪魔の声に負けてしまうことも時々ありました。でも、そういった食生活を改善して犯人をつきとめることが出来ればこの子のアトピーも良くなる、という道しるべを貰えたおかげで、それなら頑張りたいというひとつもどる
気持ちになりました。    初めはウォーミングアップということで、白米・野菜・海草・白身魚だけで様子を見ることになりました。だめと言われると余計に欲しくなるもので、「卵かけごはんが食べたい…」 「おやつが食べたい…」の連続。症状が少しでも良くなると、その度に悪魔が登場して「ちょっとくらい…」と囁くのです。でも、お風呂上りに体が温まって「キャァァァー!!!」と泣き叫びながら、たまらなく痒そうにする子供の姿を見ると、居たたまれない気持ちになります。それを思い出しながら悪魔と戦い続けました。  私の場合、なかなか食材選びがうまく出来ず、症状も良くなったり悪くなったりを繰り返していたので、2週間後、限られた野菜と海草と白米、調味料も塩だけという本格的な厳格食に移ることになりました。  こうして私の今までに経験したことのない、究極の粗食生活が始まったのです。  ●おいしいおっぱいと評価されましたページをめくる