すめている母乳育児のお母さんもいます。そのお母さんはまた一様におとなしく、こっそり気味でその話をしていました。  今のお母さんは「そんなにがんばらなくってもいいから、肩の力を抜いて育児してね」と助産師さんや看護師さん、栄養士さんにアドバイスを受けることが多く、「ミルク育児でも研究されているから栄養面で問題ないので安心して与えてください、ベビーフードも無添加のものと決められているものなので、安心してうまく使ってください」という指導をあちこちでされています。サークルのミルク育児のお母さんも決して栄養をまったく考えていないのではなく、そういった言葉を信じているのだと思います。  母乳育児をするためには、母乳とミルクの違いを衝撃的なまでに妊娠中のお母さんたちに伝えて、そして母乳でがんばろうというお母さんがもっと増えれば、母乳で育てたいというお母さんが自分を隠すことなく、みんなで励ましあって、わが子に母乳育児ができるのだと思います。   ≪おっぱい先生からのメッセージ≫  母乳を推進する記事をどんどん新聞で書けないくらひとつもどる
い、人工ミルクに配慮する必要があるのでしょうか。「産んだら母乳」が自然の摂理。その当たり前のことを自然な気持ちで言える世の中にしたいものです。母乳育児の母親も人工ミルク育児の母親もお互いを認め合って、いろんな子育てがあっていいのだと忌憚の無い意見交換ができる場がほしいものです。  頑張っても人工ミルク育児になったのなら、頑張ったんだからいいのです。  何も考えずに、出るから母乳育児のお母さんより、ミルクでもいろいろ環境や離乳食に配慮した子育てをしているなら、立派なものです。母乳でもミルクでも、「こだわり育児」が大切なのです。イメージ写真ページをめくる