くって振り返りじっくりと考えているうちに、どうも怪しいと感じる野菜が何種類か浮かんできた。だんだんと客観的に見られるようになったことで、犯人を見つけられるのでは?という緊張感が自分の中で感じる。そこで一度野菜の組み合わせを変えてみる。怪しい野菜ばかりの日、やや怪しい野菜の日、大丈夫な野菜の日にしてみる。すると怪しい野菜ばかりを食べた次の日は、昨日までなにもなかったのに、耳切れし、汁が出、あごにもブツブツが出始め、夜も再びかゆみで起き始めた。次の日、夜は寝るものの、顔の症状は同じところが悪化。この怪しい野菜の中に犯人がいることを確信。やった。今までかゆがることを恐れていたが、この時ばかりは痒がる子供を見て、やったという気持ちとやっぱりという感情を持った。痒がる子供を見てやったと思う自分が信じられなかった。そして、この時、ある野菜を食べると次の日に湿疹が出始め、2日後も更に出、3日後から引き始めるタイプということもわかった。あと一息で犯人がわかる。気を抜かず観察を続ける。もう少しで犯人がわかるという気持ちにより緊張感が増し、観察にも気合が入る。怪しい野菜の中の一品ずつを大丈夫な野菜の中に入れたり、抜いたりし再び回転食を続ける。するとある野菜を抜くと、以前のような症状が出ないということがわかった。この時既に自信はあったが、最終確認とひとつもどる
してその犯人を抜く。すると、1週間で目の周りの腫れはひき、汁もとまり後頭部のカサブタもスッと消えた。見つけた。そう犯人は、“人参”。気持ちもスッキリしホッとしたのと同じように、湿疹も嘘の様にスーッと消えていった。なんとも言えない「達成感」と「充実感」が味わえる。緊張感もほぐれていった。その後は、顔のところどころにカサカサはみられるものの汁が出ることはなく、この頃から子供の表情も明るくなりよく笑うようになってきた。  ●生後7ヶ月頃  多少の波はあるものの、状態はよくなる一方で、かゆみもかなりおさまり、腕をしばることもなく、お風呂でもかゆみで泣くことは少なくなって、この頃からようやく、頭にも毛が生えてきた。  ●生後8ヶ〜9ヶ月頃  状態は更によくなる一方でかゆみもほとんどなくなり、ページをめくる