がお皿に山盛りにして出されてきました。従兄弟や姉達が喜んで食べる中、息子だけ止めるのは難しく「まあ仕方がない」と食べさせました。  その数分後からアトピー最盛期だった赤ちゃん時代に戻ったように、言葉も忘れて「ギャー!ギャー!」と泣いて錯乱し、手に負えなくなりました。慌てて洗腸した後、電池が切れたようにコテンと眠ってしまいました。  他の果物も食べさせていましたが、ここまではっきりした反応はありませんでした。その後試しに自然食品の巨峰をかなり食べさせてみましたが、若干の湿疹のみでパニック症状は出ませんでした。  そのことから、葡萄に散布された農薬がきつかったせいか、種なしにする際使われる薬品のせいか、いずれも化学物質によるものではないかと推測しました。   また、脳の症状ではないのですが、前の晩の焼き秋刀魚を朝食に食べさせた際、初めはおいしそうにパクついていたのですが、急に顔色が白くなり「お口がへん!しん写真;子どもの脳のために安全な果物・野菜を選んでね!ひとつもどる
どい~!」といってぐずりだしました。口唇の色も藤色に変わり、これはいかんと慌てて口に指を突っ込んで吐かせました。それからはすぐに元気になったのですが、ここまではっきりした消化器症状は初めてで驚きました。「お口がへん!」というのも、合わないものを食べると舌がしびれると聞いた事はありましたが、きっとそんな状態だったのではと思います。  これらの例に挙げたように、言葉が発達してきたことで赤ちゃんの頃にはいえなかったアレルギー症状を言葉で表現するようになりました。その言葉を聞いて、「なるほど、そういうことだったのか。」と腑に落ちる思いです。   ●日々の観察を通して  息子の症状が教えてくれたこと  この様にぐずったり喧嘩っ早くなったりする状態を本当にアレルギー症状と言い切ってよいのか、疑問が残る部分かもしれません。駄々をこねているときの子供によくありがちな場面といえるかもしれません。  確かに息子が駄々をこねる時すべてをアレルギー症状で片付けたくはありません。男の子ですから乱暴な一面はありますし、3歳近くなった今では順調に反抗期も迎えていページをめくる