●鬱症状の原因が  「小麦」とはっきりわかる   「私も小麦アレルギーだわ…!」 ある朝、確信を持って夫に話した時の言葉です。それを聞いて夫は納得したように頷きました。その朝の二日前、子供同伴では参加できない会合があったため、子供達を実家に預けて夫婦で出掛けていました。その時久々に独身時代の気分で「デート」したのです。子供達の前では食べられないものを味わいたいと会合の前と後に「ケーキセット」を食べ、楽しい時間を過ごしてルンルン気分で帰宅しました。   しかしその次の日の夜、私の中でまた「鬼」が現れたのです。突然短気になり、癇癪玉がポンポンと破裂しました。その真っ最中に夫が帰宅。いつもより早い夫の帰宅は正に子供達にとって助け舟となりました。家に満ちた異様な暗いムードを読み取った夫は怪訝な様子で「どうしたんや?」とききます。しかし私はそれにも拘わらず子供達を写真;母さん、父さんとデートでケーキ食べたんだって!!ひとつもどる
しつこく愚痴りながら般若の形相で叱り続けていました。そんな私の姿を目の当たりにして、夫は「もうやめろ!こんなのが一番子どもによくない!ほんま心配になるわ…。」とため息をついて憂鬱な顔をしました。夫の表情には軽蔑の色が現れ、それは耐え難いものでした。そして迎えた次の日の朝。     昨夜の重苦しい気持ちは消えてなくなっており、まるで夢から覚めたようにすっきりとしていました。「正気」に戻ったのです。そして自分の昨夜の精神状態とその前の日に食べた2回のケーキセットとの繋がりをありありと感じたのです。「紛れもなく私は食物による脳アレルギーを持っている」ようやくそう確信する運命の日を迎えたのでした!  もうずっと若い頃から「食物への依存」は私の悩みの種でした。ストレス発散方法として発作的に過食するという悪癖も昔から治せないもののひとつでしたし、リラックスや精神統一の手段として一日に何杯もコーヒーを日常的写真;スイーツ時代。こんなに甘いものが体に良いのかなぁ?ページをめくる