3. アトピーっ子の「食事療法」を援助
3人に1人の割合でアトピーっ子が誕生する現代。まず、予防および症状改善のために母乳育児の実践が大切です。乳幼児期のアトピーで困っている場合、薬だけに頼るのではなく、我が子のアレルゲンを母親が確実に目で確認できる「食事療法」を援助します。
この方法は手間と時間がかかるけれども、確実に子どものアレルゲンを知ることができ、症状改善のための対策を学べる。そのため大きくなっても困らない方法と言えます。
将来、子どもの健康を保つために必要な食事が無理なく摂れるようにしてやれるのです。
症状を良くすることだけが目標ではなく、過程を大切にするということです。
おっぱい先生はこの食事療法を、「アトピーの犯人探しゲーム」と呼んでいます。そして、楽しんで実行してもらっています。犯人探しをしやすい食事を選択して、赤ちゃんの敏感になった身体からのサインを見逃さず、キャッチするゲームです。ゲームと考えれば、制限させられている気持ちより、選んでいる気持ちが強くなります。つまり制限食と考えず、選択食と考えてもらっているのです。犯人がわかった時の喜びは達成感のような充実感に満たされます。自分で見つけられた自信が、その後の育児の自信につながっていきます。