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こんな援助をしています



1  できるだけ、おっぱいだけで育てるための援助
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おいしいおっぱい 飲んでると う〜んと元気に なるんだって! そうだと思うよ。 母さんたち ぜひ全部読んで、 おっぱい仲間に なってね!


1. できるだけ、おっぱいだけで育てるための援助



 まず、目標高く≪母乳自給率100%≫を目指しましょう。そのために「おっぱい育児のお作法」を教えています。茶道にお作法があるように、おっぱい育児にもお作法があります。お作法を妊娠中から学んで、お作法に従えば、より“楽”におっぱい育児ができると思います。
 ホームページをあけると、“おっぱい神様からのメッセージ”の曲が流れてくると思います。この曲にはおっぱい育児のノウハウが盛り込まれています。口ずさみながら、ホームページを読み込んでください。
イメージ写真
まず、妊娠中からは

写真:おむつ替えをするおっぱいルーム卒業生◆母乳のメリットを充分正しく認識することです。難しく考えないこと。おっぱい育児は当たり前のことだから、自然の力を信じることから始めましょう。10ヶ月の間、あなたのお腹で大切に育てた我が子に、あなたのおっぱいで育てることは当たり前です。牛さんのお世話になるのは、しっかり努力をした後です。
◆乳房・乳首に問題があるときは特に、また、自分のおっぱいに自信を持っておきたい方は、おっぱいルームへ来て知識を得ておくと、無駄な努力で疲労困ぱいせずに済みます。 
◆おっぱい育児に熱心な病院選びをする。バースプランを聞き入れてくれる病院選びをすること。出産後まで考えておかないとバースプランも中途半端になるので、この「おっぱい育児のお作法」を頭に入れておくことです。
◆出産は一大事業ですが、出産を目標にしない。「本能だけの赤ちゃん」の育児は出産後すぐに始まります。だから、母乳育児の4か条の心構えが必要になるのです。
◆“楽”なお産をしたければ、母も子も元気な身体をつくる食生活が一番大切です。勿論適度な運動も大切ですよ。
◆妊娠中におっぱいルームに来ておくことはホントに大切です。“ほんものの赤ちゃん”も抱けます。もちろん、おむつ交換も体験してもらいます。授乳の抱き方も“ほんものの赤ちゃん”で体験できます。妊娠中に“ほんものの赤ちゃん”に触れておくと、生まれてからの不安が軽くなるようです。ちょっとした自信もできますよ。
そのほか、いろいろ母乳育児をスムースに運ぶための具体的な知恵を教えています。


出産直後からは

写真:正しい飲ませ方◆出産後30分以内にカンガルーケアをしてもらうこと。
カンガルーケアでの注意は、きちんと管理してくれる専門家のもとでしてください。
◆出産後すぐに母児同室にしてもらい、泣けば飲ませる(最初はふくませる)。簡単にミルクは足さない。ミルクのなかった太古の時代でも育ててきた祖先の原点を思い、自分のおっぱいを信じることから始めましょう。初産婦は3〜4日は充分出ません。そのために、「初乳」があるのです。ただし、母児同室の場合、特に初産の方は、赤ちゃんの観察を、しっかりした専門家にも毎日みてもらえる病院を選んでください。
◆飲ませ方・抱き方を教えてもらってください。赤ちゃんが泣いても縦に大きな口を開けて、深くくわえさせてください。赤ちゃんは勝手に上手に飲んではくれませんよ。「教育」は生まれた直後から始めます。こうして、母も子も成長するのです。

(←) 正しい飲ませ方のあとの乳首
(←) つぶし飲みによって銀杏のように筋が入ってしまった乳首
(乳腺炎や乳汁分泌不足を起こしやすい)
写真:悪い歯並び例

(←) おちょぼ口であごを使わず飲むと、このような歯並びを作ることになります

 矯正歯科でお世話になったお母さんに聞いた値段です。
「わたしの場合、200万円くらいかかりました。300万円以上の人も知っています。いま、努力してやらないと、矯正のとき痛いしね。かわいそうです。『あご』を使うためには、大きな口をあけておっぱいを飲まないといけないでしょ。そのためには赤ちゃんを泣かせてでも、赤ちゃんに努力してもらわないとね・・・」


写真:哺乳瓶◆教育に必要な哺乳ビンがあるので、あらかじめ購入しておくといいでしょう。わたしも参加した桶谷グループで開発したピジョンの「母乳相談室」です。説明はここで。
◆夜間授乳は大切です。母児同室でない時は、授乳時間毎に起こしてもらい、授乳室まで行って授乳してください。夜間授乳をするほうが、早く分泌しますよ。
◆授乳量が増えてきたら、「3時間ごと授乳」に近づけた方が、はやく軌道に乗ります。
◆トラブルを起こしにくい食事と飲ませ方を知っておく事と同時に、おかしい兆候をそのまま放置せず、早めに専門家の門を叩くことが、母と子が無駄な努力をしないですむポイントと心得ましょう。無駄な努力をした体験談を載せておきます。
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体験談003のページへ


 いきいきおっぱいを飲ませよう

(↓)授乳前のTくん
写真;授乳前のTくん写真;授乳前のTくん

(↓)授乳後の表情
写真;質のいいおっぱいを満足するまで飲んだ後の表情写真;質のいいおっぱいを満足するまで飲んだ後の表情


舌小帯短縮症のこと

◆それから、忘れてはならないことがあります。おっぱいルームは、トラブルを起こしてくるお母さんたちが多いのですが、その原因として、「舌小帯短縮症」があります。この原因が、ミルク時代が長かったので、医療界で充分認識されているとはいえません。哺乳ビンをどんなに下手に飲んでも、乳腺炎にはなりません。ところが、人の乳房・乳首はいろんな形があります。赤ちゃんにとって飲みやすい形のおっぱいばかりではありません。短かったり、大きかったり様々です。飲みにくい場合、特にトラブルを多発する原因の一つに「舌小帯短縮症」があります。
◆写真のように、舌の下の膜が舌の先端近くまで付いていると、充分舌が伸びないため、乳首を深く巻けず、乳首の先でしか飲めません。その結果、乳汁不足か乳腺炎を起こしやすいのです。

写真:舌小帯短縮症のAちゃん(1ヶ月児)(←) 舌小帯短縮症のAちゃん
写真:剥離術後のAちゃん(2ヶ月児)(←) 剥離術後のAちゃん
◆簡単な処置をするだけで、上手に飲めるようになるのですが、医療関係者の認識の差で誤解されているのか、反対意見があるのです。1分ほどの簡単な処置なのに、大げさに考えるケースも多く、折角、楽に母も子も母乳育児ができるチャンスを逃すことになると、子どもが可哀相で仕方ありません。私も32歳で処置を受けましたが、これなら、赤ちゃんはもっと「痛くない」と確信しました。体験談を載せておきますので、参考にしてください。
体験談007のページへ
◆ネットで調べるときの注意は、母乳を実際に飲ませるために、介助をしてくれて、飲み方を正しく教えてくれる人かどうかをポイントにしてください。介助も、子どもの口の状態も見ずに、「大丈夫」と断言している場合は、冷静に判断してください。つまり、母と子の母乳育児にどれくらい真剣に取り組んでいるかを読み取ることです。



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